ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


月村奎さんのデビュー作『WISH』が文庫化されていたので、感想をば。ずっと読みたかったから、うれしいですー。↑はその帯。



月村奎作品の全てが詰まってる感じでした。
まず、やっぱり主人公さんの受けさんは後ろ向きで不幸を受け入れてしまう子ででもがんばりやのやさしい子。ちょっと年上の攻めさんは自信家で自由ででも思いやりのある包容力のある人。
お話的には、母と義父を失くした主人公尚也くんが半分だけ血のつながった弟裕一郎を養うためにがんばってバイトしてる中で同じ大学の先輩で、今は弟の小学校の担任である高野さんのやさしさに惹かれていき、紆余曲折ありながらも結ばれて幸せになっていく、みたいなそんな感じです。
もどかしいしやっぱり高野さんの家族が出てきて、尚也くんはうじうじ悩んで結局別れようともするんだけど、やっぱり高野さんと進んでいこうっていう決心が、他の作品よりも顕著に出ていました。攻めさんが強引気味だったのがひとつの要因かもです。ハッピーエンドではなくて、でも日々の生活の中で幸福感を感じられて、他人を傷つけるのを、他人の迷惑になることを一番の恐怖に感じていた尚也くんにとって、大きな決意と進歩だなぁって思いました。

「主人公が成長しないBLはBLじゃない」ってどこかで読んだのですが、まぁそれはBLじゃなくても、物語や小説として成り立っていないとも言えると思います。ガンダム種運命を思い出すと(笑)
たとえば小説でしかありえないファンタジーや恐怖を追及するホラーやありえそうでありえないミステリーなら、話のアイデア性や特異性で面白い、とも言えるかもしれません。
ただ、BLはキャラクター小説であり、大抵の場合はハッピーエンドだって決まっているので、主人公の成長くらいしか発展性や変化が描きづらいっていうのがあるのかもしれません。
同時にガンダムとか、戦争を題材にしたものも、正解や答えなんかもないから、完結させたり描ききるのはホント難しいと思います。何に重点を当てるかもっと考えてほしかったよ種…

まぁ、そんな悲しい話は置いといて、WISHです、WISH。
尚也くんは意地っ張りでプライドが高いところがあり、高野さんはそれを包み込むほどの余裕がまだない感じだったのですが、重要となってくるのが尚也くんが働いているバーのママさん。大人な言葉で二人を導いてくれます。子供には幸せになる権利があり、大人には幸せになる義務がある、そう言ったのはシングルマザーのこの方。尚也くんの覚悟を後押ししてくれました。

月村作品は、受けさんの方が好きになります。それは多分受けさん視点で書かれていてその心理描写が細やかで共感しやすいところが多いからだと思います。それはこの作品でも同じで、尚也の鈍感さとか献身さとか後ろ向きさが好きです。別に高野さんも好きだけど、描かれているのが余裕や自信の現れであったり、揺れることはあっても安心感があるので、不安定さに惹かれる私としてはあまり…でした。でも、一歩間違えると不快になる強引さ自信家ぶりも、尚也の目から見ると素晴らしい男マエっぷりになるので見事としか言えません。嫌いにならない理由もそこにあると思います。あ、そういえばその後の高野さん視点のお話も好きなので、この作者のキャラが基本的に繊細で私好みっていう結論に達しました。

だらだらと書いていたらこんなに長くなってしまいました!読んでくださった方ありがとうございます。

これから洗濯物を干さなきゃ。
そうそう、鈴村さんが高熱を出したそうで。もう治ったらしく一安心なのですが、体を大事にして欲しいです。とりあえず夜遅くまで飲んで好みの女の子の話とかしてないで、家に帰って暖かい布団で寝なさい!むしろタカピロに暖めてもらいなさい!って思います(笑)

それではまたーヾ(・∀・)ノシ
スポンサーサイト



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 AZ-Diary, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。